NENCスポーツセレクター
5代目レガシィから採用されたスバルのCVT「リニアトロニック」では、それまでの5ATに搭載されていた“マニュアルモード時にセレクターでシフト操作ができる機能”が廃止されました。さらに、ステアリングパドルもステアリング連動型となったことで、左に90度以上ハンドルを切った状態ではダウンシフト操作が非常に困難になっています。特に林道の下り坂のようにステアリングを大きく切る場面では、たとえば左コーナリング中に路面状況の変化を感じ「もう1段ギアを下げてエンブレを効かせたい」と思っても、それが即座にできない──その不便さに直面し、「何とかならないものか」と考えるようになりました。
開発条件として
・純正の流用をすることによりなるべく開発費を低減させる。
・カプラーオンで取付を行えるようにする。
・セレクターでシフト操作ができるようにする。
完成したのがNENCスポーツセレクターです。マニュアルモード時にセレクターでシフトのアップダウンが行えるようになります。
純正パーツを流用することにより耐久を確保、カプラーオンで取付けることによって純正ハーネスの保護ができます。
