NENCエキゾーストシステム
NENC製エキゾーストシステムは、FIA格式のラリーで性能を鍛え上げた競技特化型のエキゾーストシステムです。
ラリーで必要とされる性能とは?
・レギュレーション
FIAのレギュレーションは非常に細かく厳しい規定が存在しており、規定に則った物以外認められていません。ホモロゲーションシートには、使用できる最大のパイプ径が記載されておりレギュレーションに合致した製品が求められます。
・耐久性
ラリーは基本的に一般公道で開催されます。サーキットのようにフラットで綺麗な路面とは違い、凹凸があったりカットができるコーナーでは道を外れて走行することがあり路面と接触し、エキゾーストシステムが破損することがあります。しかし、車両のメンテナンスを行えるのはサービスと呼ばれる整備区画で決められた時間でしかメンテナンスを行うことができない為、耐久性のある製品が求められます。
・排気効率
ラリー車はリストリクターで吸気制限を行っている為、馬力ではなくトルクフルなエンジン特性になるようにセッティングを行います。ターボ車ではブースト圧もかなり高く排気効率の良いエキゾーストシステムが重要となります。ただ、使用できるパイプ径が決められている為、パイプレイアウトやサイレンサー構造などを工夫し排気効率を上げる必要があります。NA車では排気抵抗を増やすことによりトルクフルなエンジン特性することもあり様々なノウハウが求められます。
・クリアランス
車両との隙間(ボディークリアランス)、路面との隙間(ロードクリアランス)が重要になります。ロードクリアランスを確保すればボディークリアランスが厳しくなり、逆にボディークリアランスを確保すればロードクリアランスが厳しくなります。バランスの良いところで設計したパイプレイアウトが求められます。
・重量
競技車両はなるべく軽く作るのが理想としているのですが、耐久性を上げるためにラリーではマフラー下部に補強材を使用してマフラーを補強したり、潰れる箇所を2重にしたりと重たくなります。補強を入れなくても問題ない場所や補強の仕方を工夫することで重量増を抑えて耐久性のある製品が求められます。
2008年から競技系エキゾーストシステムの開発を行ってきた経験を活かし、現在はGP4車両向けの製品開発をおこなっております。
GN03Sエキゾーストシステム
GN03SエキゾーストシステムはFIA規格(Gr.N)で作られている本格的ラリーマフラーです。全日本ラリー、アジアパシフィックラリー選手権などで開発を行いそのデーターをフィードバックし改良を行ってきました。3世代目にあたるGN03Sでは一般ユーザーの方にも使っていただけるように、材質を見直し錆に強い仕様になっております。
Gr.N規格とは?
FIA国際モータースポーツ競技規則付則J項に記載されている最も市販車に近い競技車両です。エンジン、シャーシ、サスペンションなどの改造には厳格なルールがあり、基本的には市販車の性能を大きく逸脱しない範囲で制限されます。
【LINEUP】GN03Sリアマフラー 【オンラインショップで購入する】
適合車種:スバルインプレッサ(GC8・GDA・GDB)
メイン/テールパイプ:60.5Φ(肉厚1.5mm SUS304)
近接排気音:96dB以下 ※1
重量:5.5kg 純正リアマフラー:8.8kg
※1 純正センターパイプ使用時
【LINEUP】GN03Sセンターパイプ 【オンラインショップで購入する】
適合車種:スバルインプレッサ(GC8・GDA・GDB・SG5)
メインパイプ:60.5Φ(肉厚1.5mm SUS304)
重量:3.9kg 純正センターパイプ:6.4kg
※純正リアマフラーと組み合わせ時 車検対応
※GDAC-G/SG5の純正センターパイプには2次触媒がある為、交換すると車検不適合になる可能性があります。
【排気音サンプル】
群馬ラリーシリーズにて撮影 ※競技用モデルの為、音量は大きくなっております。