Anker PowerCore 10000
Anker PowerCore 10000は、連続ベストセラー1位を誇るロングセラー製品で、日本やアメリカを含む世界各国で累計600万台以上を販売しています。10,000mAh以上のモバイルバッテリーでは世界最小&最軽量クラス(2019年5月時点)で、クレジットカードサイズほどの大きさと約180g(卵3つ分程度)の軽さを実現。気軽に持ち運べるコンパクトさが魅力です。大容量でiPhone 15を約2回、iPad mini 5を約1.3回充電でき、安心感を提供。Anker独自のPowerIQとVoltageBoost技術により、最大2.4Aのフルスピード充電が可能で、あらゆるデバイスを迅速に充電できます。

製品仕様
サイズ 約92 x 60 x 22mm
重さ 約180g
入力 5V=2A(Micro USB経由)
出力 5V=2.4A(USB-A、PowerIQ技術搭載)
バッテリー容量 10000mAh(3.6V換算で36Wh)
入力性能
入力性能についても優れています。本体への充電はMicro USBポート経由で行われ、最大5V/2Aの入力に対応しています。適切な充電器と2A対応ケーブルを使用すれば、約6時間でフル充電が可能です。この効率的な入力速度により、10,000mAhの大容量バッテリーを短時間で再充電でき、すぐに再利用できます。Ankerの設計により、入力時の発熱を抑えつつ安定した充電を実現しており、長期間の使用でも信頼性が維持されます。コンパクトながら高い入力効率を誇る点が魅力です。
実測値
1回目:45.646Wh(11時間18分)平均4.04W スタンダードケーブル使用
2回目:42.985Wh(6時間19分)平均6.8W 2A対応ケーブル使用
入力性能を、実測データをもとに解説します。スタンダードケーブル使用時、45.646Whを11時間18分(約11.3時間)で充電し、平均4.04Wh(約808mAh)/時間。これは5V/1A条件と推測されます。一方、2A対応ケーブル使用時は42.985Whを6時間19分(約6.3時間)で充電、平均6.8Wh(約1,360mAh)/時間となり、1Aの約1.8倍高速です。10,000mAh(約36Wh)の大容量を効率よく充電でき、2A対応なら約6時間でフル充電が可能な実用性が際立ちます。ただし、USB-Cが標準的な現在、Micro USB採用のため別途ケーブルを持ち歩く必要があり、長期間販売される製品ゆえの仕様といえます。コンパクトさと高効率は健在です。
出力性能
USB-Aポートを1つ備え、最大5V/2.4Aの出力に対応しています。Anker独自のPowerIQ技術により、接続デバイスを自動検出し、最適な電流を供給。これにより、iPhone 15を約2回、iPad mini 5を約1.3回、その他ほとんどのスマートフォンを複数回充電可能です(Anker調べ)。また、VoltageBoost技術がケーブル抵抗を補正し、安定した高速充電を実現します。10,000mAhの大容量を効率よく活用でき、コンパクトながら実用性の高い出力性能が特徴です。
実測値
1回目:32.063Wh(3時間30分)平均9.16W
2回目:31.251Wh(3時間47分)平均8.27W
出力性能を、実測データをもとに解説します。実測では、32.063Whを3時間30分(3.5時間)で出力し、平均9.16W(約1,832mAh/時間)、異なるデバイスやケーブル使用時で31.251Whを3時間47分(約3.78時間)で出力し、平均8.27W(約1,654mAh/時間)でした。出力は条件に依存しつつ、PowerIQとVoltageBoostにより、10,000mAh(約36Wh)の大容量を効率よく活用し、安定した高速充電を実現します。ただし、USB-C出力に対応していない点は、現在の標準から遅れる部分といえます。
総合的なセールスポイントの評価
Anker PowerCore 10000の最大のセールスポイントは「コンパクトさと大容量の両立」と「信頼性の高さ」です。特に、軽量で持ち運びやすく、十分な容量を備えたモバイルバッテリーを探すユーザーには依然として魅力的。ただし、入力性能の遅さやMicro USB採用は、最新規格を求める人にはデメリットとなり、「買おうと思わない」と感じる層も一定数存在するでしょう。それでも、コストパフォーマンスやシンプルさを重視するユーザーには、長年の実績と独自技術が支持される理由といえます。